研修記

亜細亜大学特別講義

1999.11.18.木

亜細亜大学特別講義
木曜日14時20分までに講堂に入っていただけば幸いです。
そのとき社長さんのレジメは配布します。
入場無料です。
近日中に武蔵野市報に載せます。
横澤利昌


1999年11月18日(木)
14:30~10:00(90分)
亜細亜大学で「トップ・マネジメント特別講義シリーズ」を担当する事に成りました。
650名位の聴衆だそうです。
我が社の社員で亜細亜大学出身の人に、聞きたい事が有るのでお知らせ下さい。
演題は「変化は我が社の都合を待ってくれない。」を予定してます。
事前にリサーチしておいた。
社会人が聞きたい話と学生が聞きたい話は違うと思ったからです。
この話を講義の前に経営学部部長に話したら驚いていた。


前略
遅くなってしまいました。 学生が聞きたい事という事で、返信をお送りします。
聞きたいのは、会社がどういう基準で学生を選んでいるか、またこれから必要なものは何かです。
それと、会社がどんな問題にぶつかり、それへの対処なども面白かったように思います。
また、御存知かと思いますが、最後に質問時間が設けられており、たまに「そんなこと聞いていいの?」と言うような質問をする人もいるので質問時間は要注意です(>_<) でも小山社長ならきっとそんな突然の質問も楽しまれるのでしょうね。
社長の講義を拝聴できるのを楽しみにしております。
また何か御質問があれば私の分かる範囲でお答えさせて頂きます。
草々

亜細亜大学 荒谷直子(2000年入社予定)


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当日のレジメ。
渡していたが、何故、どうしてが分からない学生に話しても居眠りをしそうなので、内容を変更した。
多くを伝えるより、確実にメッセージを伝えたかった。
質問の時間を取って下さいと言われた。普通は来ませんと言うと質問すればポイントに成る。

30分位は全員起きて聞いていたが、1500人以上入れる会場も人のエネルギーで温度が上がる。自然と眠くなる。
これだけ学生がいれば、深夜のコンビニでアルバイトをしている人もいて、眠くなる。必修の科目だから出てきた。
出席は乾燥文でチェックをするそうです。ノウハウはここにも隠されていた。
10人位居眠りをした時「ワアー」と大きな声を出した。
全員びっくりして跳び起きた。
普通なら寝たい人はどうぞ、可も知れない。
一人位、学生の常識の外に居るのも居ても良い。世界は広いのだ。これも勉強。
全員をくまなく見渡し、関心が無さそうな話しは途中で切り捨てた。
パワーポイントなどを使うとこれが出来ない。聞く人のレベルに合わせられない。
セールスのプレゼンテーションは同じレベルを維持出来るので使った方が良い。
白板に書きながら、消しながら、両サイドに動きながら、楽しく、易しい言葉で、良い話しはしないで、本当の話しした。
私が体験した話を。
真実の話だから学生にも伝わったと思う。
終了5分前に成ったら、こう終わろうとだけ考えていた。
クレーム処理の話と経営計画発表に当たてを読んでお仕舞。
経営計画発表に当たては、今年ので無く昨年のにした、この方が学生には理解しやすいので。
学生だからと手抜きをしないで話をした。

大きな拍手が来た。

質問~
◎完全実力主義について
(会社はギスギスしませんかと聞かれた。評価制度をオープンにしているので社内は明るいです。会社見学会に来られる方がそう言ってます。)

◎社長の評価は誰がするのか
(お客さんです。どのよにですかと突みの質問が来た。数字です。)

◎ボイスメールのタイムラグはどうしているか
(葉書は書く人の都合が良くて、電話は掛ける人の都合が良い。この両方の良いところを取ったのがボイスメールです。タイムラグが有るから良いのです。自分の都合で出来る。相手の人も自分の都合で良い。)

◎HPの無いお客様はどうするのか
(世の中にはこれが最高というものは無い。無い人は従来どうり、FAX・電話・携帯電話・PHS・パソコン(Eメール)で良いのです。お客さんに合わせます。)
◎ハイテクになればなるほど人が必要になるか
(コンピュータが世の中に登場した時、失業者が増加すると言われたが現実は違った。ハイテクになれば成るほどフェイス ツウ フェイスの時代に成る。手間を掛けないと心は伝わらない。コンピュータが人を使うので無く、人がコンピュータを使うのだ。)

◎どんな人材が必要か
(カンニングが出来る人。ーー笑いが来る。ーー私は日本中、世界中をカンニングして歩いている。同じ質問をして、同じ答えが来ない人。詳しくはホームページの最終面接を見て下さい。)

質問にはおよそ()の要に答えたと思います。

ーーーーここに講義の写真ーーーー


話の内容1

・人口が少なくなって来ているから景気が増す々悪い 。
・コミニケーションは1対1でなくこれから1対Nの会社を選ぶ事。
※新卒を入れる意味が解った武蔵野を存続させるため私は新卒を育てるのが役目と思った。
・知識を知恵にする。
・派閥が出来るのは情報が入らないから(人は速く情報が欲しいもの)。

滝石洋子(株式会社武蔵野 社員)


話の内容2
・業績が悪くなるのが当たり前。
・「従業員200人がボイスメールで来る~」のところで、ざわめきが無くなる。
・ホームページ、Eメール、ボイスメールは当たり前の時代である。
・今居る経営者はこわくない。こわいのは、これから仕事を始める人(学生)
・まねは創造。
・情報は文鎮型、組織はピラミッド型

※本日の社長のお話は、いつもながらの迫力に、学生に向けてのメッセージにあふれていて、勉強会とはまた違ってよかったと思いました。私達は(隠れて)後ろで全体を見てみましたが、ボイスメールで人が集まるというところで明らかにざわめきがすっとなくなったのが印象的でした。学生の質問で「社長を評価するのは誰か」というところで間髪いれず「お客様です」とおっしゃったところは痛快でした。間違いなく、一筋縄ではいかない会社という印象はあたえたと思います。会社見学会が楽しみです。
(12月13日 会社見学会に横澤ゼミの学生が来る。)

久保田純朗(株式会社武蔵野 社員)


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御礼
Date: Thu, 18 Nov 1999 18:53:24 +0900
From: 横澤利昌 <???@??.jp

小山昇様

本日はご講演ありがとうございます。
色々と刺激をうけました。
学生の感想を楽しみにしたおります。
まずは御礼まで
横澤


学生の感想

学生2人からの講演に対するコメントが入ってました。      横澤

「じんましんだそうですが大丈夫ですか?包帯姿だったのでおどろきしました。
今日の4限の講師はスゴかったです。現場主義、実力主義のパワーに圧倒されました。しかし、今元気な会社はなにか共通点があるような気がしました。
僕にはそれが何かまだ解りませんが。]  HA

「(株)武蔵野の社長のお話、すごくためになりました。これから社会にでる私たちに勇気づけられた感じです。
日本経営品質賞を表面しか勉強していませんが、なんか社長の話がすごく身近に感じられました。もっと、日本経営品質賞を学んでみたいです。

また、メールでも送らせていただきます。」  YA


横沢先生,おはようございます!

昨日は,社長小山の講演で大変お世話になりました.

社長も大学生を前にしての講演は初めてですが,いつも以上にのっており,本人も楽しんでいました.
学生の皆さんも熱心にしかも嬉しそうに聴いていただけて何よりでした.

思えばこれも吉田オリジナルのベンチマーキングの帰りの車中でに,たまたま学生の皆さんに挨拶したことが機縁でした.改めてご縁の不思議さと有り難さを実感しております.本当に有り難うございます.

12/13(月)の見学会での再会,楽しみにしております.

合掌

エブリネット   矢島茂人(株式会社武蔵野 社員)