研修記

シマウマとライオン

1998.11.30.月

From: 小山昇
Date: Mon, 30 Nov 1998 16:21:06

これは11月28日(土)社員勉強会(一般)で話したことです。

「シマウマとライオン」
やる気を出せ。こんないいかげんな言葉は無い。幾ら上司から言われても長続きしない。
「やる気」とはそう言うものです。
「”やる気”を出してやる」と決めたことは何回も有るが、一度も長続きをしたことがない。
やらされているというより、自発的に自分が目標や夢を持ち行動したほうが、長続きするし、楽しい。

目標とする手本の人がいないとA評価が取れない。良いことも悪いことも最初は真似る。
良いことだけを真似する事は不可能です。
手本になる人の真似をして、仕事のペースを作る。
我流でやって成績が良くなるのは、それに越したことはないのですが、やはり真似をしたほうが早い。
真似は最高の創造です。
伸びているときは、誰かの真似をしようと、仕事を見ているし、とにかく形になるよう、仕事を追っている。
漠然と仕事をしている人にはお手本は出来ない。
お手本はレベルが高すぎてはいけない。
困ったときにお手本の人なら、〇〇さんならどのように対応するかを考える事が出来る。
そして、追い付け追い越せ。
平社員が社長の真似は駄目。自分と違いすぎると挫折が待っている。
一番良いのは、自分と同じような仕事をしている人です。
あるいはお手本を分ける。「ザウルス、レンタル、セールス、遊び」

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仕事に対する姿勢も尻をたたかれないと、馬のように動かない人は、ただ日々仕事に追われる。
追われて仕事をしていると疲れるし、長続きがしないし、つまらないものになる。
社会人に成って、あるいは学生時代から流されることに馴れてしまうと、言われたことだけを、やっていれば良いと言う考えになる。
又、行動する。だからといって満足はしていない。
「しまうま」は「ライオン」に追われて走る。

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サラリーマンはいつも仕事に追われる。「しまうま」と同じ。
休日は会社が休みだから、仕事がない。追われない。働かない。
「しまうま」の人は目標を設定しているようで、実はしていません。
月末になると、とてもやることが多すぎて辛くなる。
でも、そういう状況に追い込んでしまったのは自分自身です。
「ライオン」のように仕事を追うことが大切です。
だから、ここ一番頑張れる。

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疲れないし、ちょっとした事でもヒントになる。
お手本、目標に自ら追うことに因って、不満でなく建設的な文句が出てくるし、それによって数字、成績が上がる。
やはり、自発的に何かしよう、上に行こうと思わないと成長しない。

株式会社 武蔵野 小山昇

“久保田さんの感想
>小山さんの「シマウマとライオン」、これでタイトルができます。

どうしてこの人は、こういうところにぱっと感覚が、
ひらめくのでしょうネ!!。
私も長く付合っていますが、本当に凄いと思う事が沢山あります。
当人に言いたくはないのですが。自分は天才じゃないかと思ったりして、自覚症状が出るとこまるので。

>追われないと仕事をしない、だからしまうまというのは言いえて妙で、言われないとやらない、仕事は与えてもらうものと思っているのも結構多いものです。

今や日本全国インテリシマウマが、うようよしていますね。
我社も無能シマウマを、少なくてもライオンの子供ぐらいに、したいものとおもって、給与体系からかえはじめました。