第9回欧州研修旅行
2005年7月24日
MIWE社ベンチマーキングに行くロビーでパソコン教室。
無線ランなので可能。
バスで3時間の長い旅ナノで燃料補給も。
ドライブインのトイレは0.5ユウロだが、買い物をすると金券として使える。
金券を原資にじゃんけん。
内山さんありがとうございます。
アーンシュタイン村は学校が休みになって無い。
ハイウエイはバカンスの車で混雑。
予定より30分遅れて到着。
昼食。
食事が来るまでホームページの作成。
ここでとんでもない事件が起きた。
ガッカリ。
ショックは大きかった。
何と、難と、何とパワーザウルスのメール機能が壊れた。
25日から27日のデータが一瞬の間に無くなった。
この間の様子は株式会社ふたば企画のホームページを参照して下さい。。
http://www.2828.co.jp/event/gyouji5/gyouji36.htm
気を取り直してMIWE社ベンチマーキングに出発。
【MIWE(Michael Wenz GmbH)社】…ウーリッヒ・イングリッドさん(輸出責任者)
私より年は上だが何しろ若い。
おしゃれだ。
靴とバックが同じデザイン。
●各村や町に工場が点在している。
●ヴェルツブルグ出身のシーボルトが1823年長崎に到着。
●1992…愛工舎(牛窪社長)との取引開始。牛窪社長はドイツのパンを日本に広めた人。現在はベーカリーのオーブンが100以上ある。
●ドイツはパンの国、3,000種類以上。(今、日本の方が美味しいパンがあるが)
●MIWEは、ベーカーリーオーブンのメーカー。オーブンと冷蔵庫を製造している。
●ベーカリーの分野は将来性は高い。パンは主食であるた。特に日本、アジアは食生活の変化によりパンの需要が増えている。
●世界中を旅行する人が増えて、10万人以上の都市では日本食レストランが必ずある。生姜や神社などもポピュラーになっている。
●スローガン:「ミベはパン焼きを易しくする」
-イメージビデオ-
●1919…Michael Wenzが1創立。息子のMargaretha Wenz(博士号を持っている。1997没)が、アイデアを開発。30名→600名。現在はその奥様が社長。
・1955…機械によるオペレーション装置開発
・1969…オーブンを備えたベーカリーを開発。
・1971…
・1983…コンピューター制御の自動オーブンを製造。
・1986…フルコントロールのオーブンを開発。
・1996…MIWE memo box発表(すべてのパンを焼く時の設定を入れてあるプログラムソフト)
●現在、682名の社員
会社は想像を越えて多きかった。
●世界中に展開、スイス、アメリカ、オーストリア、ロシアが子会社。その他は代理店展開。日本では愛工舎。
●納品した後の、フォロー・メンテナンスを重要と考えている。したがって代理店はマーケット、セールスだけでなく、アフターケアができるところを選んでいる。
●2箇所の工場がある。工場従業員は320名。
1.Arnstein(本社)工場…100,000㎡の敷地面積。40,000㎡の工場。工業用を製造。
2.Meiningen工場…25,500㎡の敷地面積。6,500㎡の工場。旧東ドイツ内(本社より1時間半)、東ドイツ復興支援も兼ねて。
●製品
a)ベーカリー用オーブン…1970年代、女性の社会進出に伴い、家でパン焼きをするのではなくベーカーリーでパンを購入するという社会情勢の変化があった。
ベーカリーではパンを焼いている様子が外からわかり、焼き立てであることがわかる。(顧客のニーズ)
●発酵させたパン生地を-7℃(発酵を止める)で保存する技術を開発。倉庫にパン生地を保管、各ベーカリーに納品、そこでオーブンで焼いて消費者に提供する。
(新し いビジネスモデル)
●その後、発酵させオーブンにかけ半焼き(8分)状態で保管、ベーカリーで瞬間解凍、さらにオーブンで本焼き(12分)し、消費者に提供できるようになった。
(ベー カリーでのオーブン時間の短縮。)
●1,400軒のベーカリーを持っている韓国の会社では、半焼き製品でフランチャイズ店に提供し本焼き消費者に提供。(誰でもベーカリーショップができる。)
●昔のベーカリーは、2時に起きて仕込み、6時に開店させていた。この問題点を改善した。例えば、フランスパンは6時間寝かせておく(発酵)必要があった。
6時間の発酵を1時間半でできる機械もある(高額)。
●この機器は、ヨーロッパの労働事情(6週間の休み)も背景にある(家族経営の時はできたが)。
ドイツでは大きなパンは従来の行い方、小さなパンとかクロワッサンとかは新しい方式。
●教訓…働く人が変化し、時流に乗った。(小山昇㈱武蔵野社長談)
※固いパンはオーブンでは焼けないので本当の職人がいる。(少しずつ変わってきてはいるが)by金沢社長談
●コンピューター制御で焼く。特別な訓練は必要ない。
●受注生産。
b)中型機(オーブンの面積が5㎡~8㎡)
c)大型機
d)オーブンから出し入れする機械
e)サービス…サービスカーがドイツ国内で100台動いている。1台当り半径60km~100kmを担当(1時間以内)。スピード対応できるようにしてある。
f)冷凍庫…専用冷凍庫。オーブンとは対になる。
g)冷凍にした生地を自動的に解凍する機械
h)サービス…違った(技術が違うので)サービス網を用意。
●MIWEではコンサルティングからプランニングまで行う。
ベーカリーを開設するときにどのようなパンをどれくらい焼くのでどのような機械をどのように設置すればよいかということなど。
●MIWEの中で社員マイスターが2名いる。新しいパンも開発している。
●生地だけではなく、トッピングを作っている会社とも関係がある。
●パンに関するものを作っている会社との接触、情報交換が新しい製品を開発することに役立っている。ベーカリー教室とも。
●お客様に機械を売るだけではなく、常にお客様がいてくれることを意識している。
●ベーカリーも一緒。常にお客様を意識しているベーカリーが伸びている。
●期限(納期管理)が重要。特に工場の場合はオーブンだけでななく保管、運搬の設備も重要。
●機械を売った後も、アフターフォローに伺い、情報の提供・吸い上げを行っている。
●ヨーロッパでもスーパーでのベーカリーも伸びてきている。これに対応できる機械・システムの開発も重要になっている。
●MIWEベーカリー対象のアンケートを実施している。購入者の85%が同僚に薦めるとのこと。
●MIWEは同族経営会社。無借金経営。
●オーナーは倹約化。
●フィロソフィー(哲学)…1.お客様のニーズを探る、2.問題解決する、3.情報提供する
⇒お客様が離れないようにしている。販売してからが開始。
●製品哲学…簡単、安全、環境に易しい
●カスタマーのサークルもある。(山崎製パン世界一のベーカリー)
●ライバル…ショップのオーブンはスペインの会社、フランスの会社があり、製品が安い。(サービスも悪い)ドイツでは№1。日本での外国製品の中では№1。
●MIWEの製品はデザイン性が高く信頼性が高い(熱にも強い、パーツも少ない)。価格は30%高い。
・研究開発部門は50名のスタッフがいる。 金沢社長談…「MIWE社の製品は値引をしてくれない。それだけ製品に自信を持っている。」
工場見学。
撮影禁止でした。
小林社長がレポートを作成しました。 予定より30分多い2時間30分の訪問でした。
サポート企業の岐阜の会社が見ると大いに参考になると思う。 帰りの道はガラガラだが反対車線は渋滞。
ハイウエイで買うミネラル類は0.5ユウロの保証金を取られる。
ペットボトルを帰すと返金される。
ホテルに到着してから30分後に夕食。
昨夜に引き続き「いろは」若者はレストランだったらしい。 支払い。
渡辺・金沢・内山さん、ごちそうさまです。
今回のじゃんけん勝利者は渡辺さん。
7月29日のLH-710はインターネットに接続出来た。
無線ランなので誰でも接続出来る。
静止衛星のいない所では接続が出来ない。 時代は変わった。
株式会社 武蔵野 小山昇
Comments are closed.